コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズはいくらかかる?種類ごとに料金を比較

コンタクトレンズの種類で費用が大きく変わる
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コンタクトレンズは日用品の中でも非常に高額です。また生活スタイルに大きな影響を与えるアイテムです。コンタクトレンズの種類毎のメリット・デメリットとそれぞれの費用を比較して自分にあったレンズ選びをしましょう。

最新のトレンド

日本コンタクトレンズ協会の調査によると、コンタクトレンズの市場は2017年で2,237億円規模となり、2008年から9年間で比較すると約1.34倍に増加している。同じ期間で日本の人口は約0.98倍に減少していることからコンタクトレンズを使用している人が確実に増えていると言えます。

使い捨てコンタクトレンズはどれくらいの人が使っているの?

またコンタクトレンズメーカー大手のシード社が2018年8月28日に公開している会社説明会資料(日本コンタクトレンズ協会出荷額調査ベース)によると、使い捨てコンタクトレンズの売上が94%で、従来のハード・ソフトコンタクトレンズが6%となっています。圧倒的に使い捨てコンタクトレンズの利用者が多いことがうかがえます。

使い捨てコンタクトレンズシェア

何で使い捨てコンタクトレンズが選ばれているの?

使い捨てのメリットは主に以下になります。

  • 毎日の手入れが不要(1Day使い捨ての場合)
  • 1Dayや2Weekなど短期間で取り替えるので衛生的
  • メガネと併用して使う人は長期利用型レンズよりコストが安くなることがある

私は小学校4年でメガネデビュー、高校1年(15歳)からコンタクトレンズユーザになり、社会人(25歳)で2week使い捨てコンタクトレンズに移行し、27歳で1dayに切り替えましたがましたが、やはり手入れが不要なことと、毎日新鮮なレンズをつけられることで、1day以外は考えられなくなりました。

使い捨てコンタクトレンズにデメリットはないの?

しかしやっぱり気になるのが費用です。1dayは高いと言われていますが、便利さに甘んじていると、他の種類と比べてどれくらいの費用差があるのか調べてみました。

以降の費用シュミレーショングラフをご覧ください。

各利用年数別の料金比較

今回はコンタクトメーカー「シード社」の商品ラインナップの中から、それぞれの種類で最低価格のものをネットで調べた金額を参考値にして各利用年数比較を行いました。

コンタクトレンズの種類別累積費用比較グラフ

見てください。10年でこの価格差です!

コンタクトレンズの種類別累積費用比較グラフの図

※それぞれレンズ価格のみでケア用品・配送量・眼科診察料金は含まれていません。

今回計算に使用した対象商品

上記のシミュレーションで使用した参考商品は以下を使用しました。今回はシード社の商品に限定し、主に価格.comで検索した最低価格を元に算出しています。

種類 製品名 1枚あたりの使用期限(目安) 価格
ハードレンズ シード S-1(1枚) 3年 6,635円
ソフトレンズ シード SKY(1枚) 1年 2,990円
1day使い捨て うるおいプラス(96枚) 1日 5,629円
2week使い捨て うるおいプラス(6枚) 14日 2,500円
1month使い捨て マンスリーファインUV(3枚) 30日 1,555円

※2020年9月時点。これ以上安くすることは難しいレベルの価格で計算しています。

1年間のコンタクトレンズ費用比較

1年間しか使わない場合は、長期利用型のソフトレンズが最も安くなります。ハードレンズの寿命は2~3年なので、1年しか使わないのであればソフトレンズが最もお得でしょう。2年以上使う場合はハードレンズの費用が逆転して1番安くなります。

Rank 種類 算定用価格
1位 ソフトレンズ 5,980円
2位 ハードレンズ 13,270円
3位 1Month使い捨て 12,613円
4位 2Week使い捨て 21,726円
5位 1Day使い捨て 42,804円

1年目の時点で1Dayと長期利用型のソフトレンズの差が\36,824です。ケア用品などを入れてもソフトレンズがぜんぜん安いですねぇ~。私は1Dayユーザなので、使い捨ての手軽さと毎日の手入れのわずらわしさの差額がこの値段かと思うと、毎日100円払って楽を買っているとも言えますね。

3年間のコンタクトレンズ費用比較

3年間使うのであれば、ソフトレンズよりもハードレンズが安いですね。これはあくまでハードレンズを大切になくさず使ったらというのが前提です。一番安く長くコンタクトを使いたい方は、ハードレンズを大切に使えば費用を一番安くおさえられるという結果になります。

Rank 種類 算定用価格
1位 ハードレンズ 13,270円
2位 ソフトレンズ 17,940円
3位 1Month使い捨て 37,838円
4位 2Week使い捨て 65,179円
5位 1Day使い捨て 128,412円

ちなみに一番高い1Dayタイプは3年目で10万を超えています。社会人ならなんとかなりますが、アルバイトをしていない学生さんの場合、親に対する負担が大きいですね。親孝行したい方は、手入れが面倒くさくても1Monthかソフト、ハードを選んだほうがよいでしょう。部活などスポーツを激しくやる場合は、ズレにくいソフトタイプがよいですね。

10年間のコンタクトレンズ費用比較

10年目に突入すると1位と5位の差が374,959円にもなります。わたしは1Dayタイプを10年以上使っているので、こんなに費やしていたのかとはじめて認識してしまいました。

Rank 種類 算定用価格
1位 ハードレンズ 53,080円
2位 ソフトレンズ 59,800円
3位 1Month使い捨て 126,128円
4位 2Week使い捨て 217,262円
5位 1Day使い捨て 428,039円

42万円あれば、レーシック手術もできるじゃん!とも思います。(怖いけど・・・。)

かといって今さらコンタクトレンズの手入れを毎日する生活は、正直想像したくありません。(めんどくさがりやなので)

1Dayのメリットは手入れが必要ない手軽さと毎日新鮮なレンズという衛生面がありますが、この先もう10年使うとさらに40万円以上のお金が消えていくことを把握した上で、1Dayで楽した時間を有効に使おうと前向きに捉えることにしました。

たまにしかコンタクトレンズを使わない方は1Dayがお得?

1年間に週2回しかコンタクトを使わず、他の5日間はメガネという方もいらっしゃると思います。

たとえば、

  • 目の病気予防を気にしている方
  • 週末デートのときだけつける方
  • スポーツをするときだけつける方

などなど

そういった特定の時だけの費用は以下になります。

利用頻度別!3年間のコンタクトレンズ費用比較

以下週に何回コンタクトレンズをするかシミュレーションするとで以外な結果になりました。

  毎日使う 週5回使う 週2回使う
ハードレンズ 13,270円 13,270円 13,270円
ソフトレンズ 17,940円 17,940円 17,940円
1day使い捨て 128,412円 30,490円 12,313円
2week使い捨て 65,179円 65,179円 65,179円
1month使い捨て 37,838円 37,838円 37,838円

使い捨てのコンタクトレンズは使用回数ではなく使用期限を守らなければなりません。使っていなくても期限が来れば捨てることになります。そのため週2回しか使わない場合、1day使い捨てタイプにしたほうが最も安くなることがわかります。コスメ系のカラーコンタクトなら彼氏と会うときだけでいいので1Day使い捨てタイプでいろんなタイプを取り揃えてオシャレを楽しむのもいいですね。

コンタクトレンズのケア用品はいくらかかるの?

ハードレンズの場合

コンタクトレンズ洗浄保存液は、安いものだと500円/月となります。1年間だと6,000円/年くらいですね。10年だと72,000円にもなります。成分違いで洗浄力などの強弱が異なります。

ソフトレンズの場合

ソフトレンズでおススメなのはマルチパーパスソリューション、略してMPS。洗浄・すすぎ・保存・消毒を1本で完結する洗浄液で、たとえばボシュロム レニュー フレッシュ 355mlの価格が最安値で500円程度/1ヶ月なので、1年で6,000円程度になります。

2week、1Month使い捨ての場合

基本手金はソフトレンズと同じものを使用します。なので1年で6,000円程度です。やはり1本で済むMPSおススメですね。

コンタクトレンズの種類別累積費用比較グラフ(ケア用品も入れた場合)

以下のグラフは上記のケア用品も計算に入れた場合のグラフです。ケア用品のいらない1Dayでもやはり圧倒的に高かったです。

コンタクトレンズの種類別累積費用比較グラフ(ケア用品も入れた場合)の図

眼科検診っていくらかかるの?

コンタクトレンズを使用する場合、眼科で装用に問題ないか検査をしてもらいましょう。コンタクトをしても問題ない状態か?度数はどれくらいか?などを診察し、処方箋をもらうことでコンタクトレンズを購入できます。

私の場合、診察費用は1,216円程度でした。

処方箋とは言いますが、コンタクトレンズは医薬品ではないので処方箋ではなく、コンタクトレンズを装用するための指示書です。コンタクトを販売する側は顧客が目のトラブルにならないよう、眼科の診察と正しい度数を確認しています。この診察をせずに処方箋のいらない一部のネット通販などで購入することで思わぬ目の病気にかかるケースが増加しているので必ず眼科検診は行いたいですね。

目薬はいくらくらいかかるの?

コンタクトをつけているときの目の乾きや不快感、目の疲れ、目のかすみなどで目薬もさまざまな種類があります。コンタクトを付けたままで目の乾きを潤わせたい時には、たとえば「ソフトサンティア 5mL×4本入り」だと593円(2019年2月アマゾン価格参考:送料別)でした。

わたしは歳のせいかすぐに涙が出るためここ最近(10年くらい)はまったく目薬をしなくなりました。ただ目の疲れから来ると思われる頭痛にはいつも悩まされています。目薬の中には、ビタミンやタウリンなど多くの成分を内包したものもありますが、コンタクトを付けたまま使用すると、レンズに成分が付着してレンズを痛めるものもありますのでご注意ください。コンタクトレンズを使用しても問題ないものかどうかお店の薬剤師か取扱説明書などで確認しましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コンタクトレンズの種類を選ぶポイントをまとめると、

  • 費用を節約したい→1Day以外がおススメ
  • 衛生面を気にしたい→1Dayがもっとも衛生的
  • 毎日の手入れを楽したい→1Dayは手入れ不要
  • スポーツなど激しい動きをする→ズレにくいソフトタイプ
  • 週2回くらいしかコンタクトレンズをしない→1Dayが総費用でおトク!

となりました。

コンタクトレンズが初めての方は、まず1Dayの一番短い期間でコンタクトレンズが自分に合うかどうかを試してから、節約を考えて長期利用のソフトレンズやハードレンズにトライするかどうかを決めるのが一番安全だと思います!
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